
髪の健康に必要な
2つの条件

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丈夫な血管からの酸素と栄養供給
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清潔で健康な頭皮の皮膚呼吸による酸素補給
皮膚呼吸による酸素補給

血管からの酸素と栄養供給
一般に髪の毛には特別な手入れが必要と思われがちですが、実は特別な手入れなどしなくても髪は自然に育つ仕組みになっています。
逆に髪が成長できない理由として
■髪の成長に必要な酸素と栄養素のどちらか、あるいは両方が不足する事
■髪の毛は体内で消化しきれなかった老廃物を体外へ運び出す役割があり、老廃物の量が髪の排泄機能を上回る事
このどちらかあるいは両方が要因となり、髪の毛は成長できないまま抜け落ちてしまいます。これは毛母細胞の過重労働が原因で、人に例えていうと、過労死のような状態です。
脱毛症の引き金となってしまうような「髪の排泄機能を上回る老廃物」は、飲み薬や塗り薬をはじめとする薬物や、サプリメントなどの継続摂取によっても確実にもたらされる現象なのです。
厄介なことに、サプリメントや健康食品などによる老廃物の頭皮下での蓄積はゆるやかなので、ほとんどの人がそれが原因で髪が抜けていることに気が付きません。
そのため見当違いな育毛法にすがってしまい、かえって脱毛を進行させてしまう悪循環が起きてしまいます。
病気のために用いる医師から処方される薬物を別にして、 栄養補給などを目的としたサプリメント、健康食品の摂取は極力控えるべきであると考えます。 抜け毛は、特定成分の過剰摂取を知らせる体からのSOSでもあるのです。
私たちは現代日本の食生活で栄養過多の心配はあっても栄養不足になる可能性はほとんどないことをきちんと自覚すべきなのです。
わざわざ手間と時間、 お金をかけて脱毛の条件を満たすことが無い様にしてください。
薄毛・脱毛の要因

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頭皮の汚れ
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頭皮の肌荒れ
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血行障害
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薬害からの老廃物蓄積
1.頭皮の汚れ

■シャンプー回数の不足
■シャンプー時の洗い残し
■洗浄力の強いシャンプー剤を使用しての過度の洗髪によって引き起こされた皮脂の過剰分泌
■乾燥肌用などの洗浄力の弱いシャンプー剤の使用など
私たちの髪の毛の一本一本の毛穴にある皮脂腺は、皮脂を分泌する。皮脂は分泌されると汗腺から分泌される水分と混合されて、髪と頭皮を乾燥などから護るための皮脂膜を形成する。保護膜とも呼ばれるこの皮脂膜は、空気に晒されると時間の経過で徐々に酸化して髪と頭皮を保護する機能を失い、汚れとなる。
この汚れとなった酸化皮脂は、粘着性を持ち髪と頭皮にへばりつく。しかも、空気中のチリやホコリが付きやすくなるので、頭皮は汚れで覆われてしまう。 この汚れが放置されると大きな雲脂(フケ) になる。文字通り酸化皮脂と汚れが頭皮に雲のように重なった状態になる。私たちの目に見えるフケは、そのごく一部が剥がれ落ちたもので、そのほとんどが頭皮にへばりついているので、頭皮は呼吸(皮膚呼吸)ができにくくなる。すると、頭皮からの毛母細胞への酸素補給が不足し、毛母細胞は次第に弱ってゆく。毛母細胞が弱ると、髪の毛は細くなり、抜けるようになる。
2.頭皮の肌荒れ

■皮脂汚れを徹底的に洗い落とすなどの洗浄力の強いシャンプー剤の使用
■乾燥肌用・敏感肌用などの洗浄力の弱いシャンプー剤の使用
■シャンプー回数が多い
■爪を立てて洗う、ブラシなどで頭皮を洗う、長時間洗う等の間違ったシャンプー法
洗浄力の強いシャンプー剤と、洗浄力の弱いシャンプー剤を同列にするのはおかしいと思われるかもしれませんが、これは例えて言うと、過食症と拒食症のようなものです。 過食症と拒食症は全く正反対の現象ですが、どちらも食のコントロールができなくなって発症する病気です。
同様に、洗浄力の強いシャンプー剤や弱いシャンプー剤を使い続けると、どちらの場合も皮脂分泌のコントロールが利かなくなってしまいます。その結果、髪が次第に細くなりやがて脱毛に至ってしまうという事につながります。
■適切なヘアケアと正しい洗髪方法について 詳細はこちら
3.頭皮の血行障害

■急性ストレス(円形脱毛症、産後の脱毛症)
■慢性ストレス
■加齢
ストレスを受けると毛細血管に絡まっている神経が強く収縮してしまい、毛根から離れてしまうことがあります。一度離れた血管はストレスが軽減されても元の毛根につながることはありませんので、その部分の髪の毛は、毛乳頭に蓄えられた栄養素がなくなると次第に脱毛します。
4. 薬害による脱毛と頭皮下の老廃物

薬害による脱毛は近年非常に増えてきています。
次に挙げるいずれかに当てはまる方は薬害が要因であると考えられます。
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病などで、痛み止めなどの常用薬が手放せない。
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皮膚炎などで、塗り薬を使用している、または常用していたことがある。
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サプリメントや健康食品を常用している。
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湿布薬を使用する機会が多い。
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睡眠導入剤などを飲用している。
時の流れが人々の生活習慣を変えるに従い、髪と頭皮の状態にも大きな変化がみられるようになりました。
サプリメントなどの普及に伴う薬害による脱毛の急増に、強い危機感を覚えています。
サプリメントは処方薬とは違い、ユーザーが自己判断でいくらでも摂取できてしまうためです。
何度も繰り返し強調しますが、髪の毛の根源的な役割のひとつが、「体内で消化しきれず、かつ大小便などでも排泄しきれなかった毒素や老廃物を体外に運び出すこと」です。
薬物やサプリメントなどを摂取していない方でも、頭皮下に排泄しきれなかった老廃物が徐々に 蓄積されて抜け毛が始まります。
また、この老廃物が加齢臭のもとになってしまう場合も多々あります。
漢方薬を含むすべての薬は「毒を以て毒を制するもの」ですから個体の受容範囲を超えれば当然引き起こされる現象です。
ニキビや吹き出物治療の目的で処方される塗り薬や飲み薬も同様で、そのために医師は必ず 「用法、容量の厳守」 などを言い渡します。
それは、たとえ塗り薬であっても皮膚から浸透し配合成分の一部は血液中に溶け込み、血流にのって体の隅々にまで運ばれます。 このメカニズムを経皮吸収と呼びますが、それらの成分が、体外に排泄されきれず残留する場合があります。
そして体内に留まったこれらの残留成分は、時として深刻な副作用をもたらすことに繋がります。
脱毛現象はその一例にすぎないのです。
このように書き進むと医薬品でなければよいのでは? と思われがちですが、特定成分の過剰摂取現象はサプリメントや健康食品などの長期摂取によっても引き起こされるものなのです。
老廃物となって髪に影響しやすい摂取物
◆睡眠導入剤 ◆精神安定剤 ◆痛み止め ◆頭痛薬 ◆筋肉増強剤 ◆サプリメント ◆花粉症の薬 ◆口内炎の薬 ◆風邪薬 ◆ホルモン剤 ◆鉄剤 ◆血圧の薬 ◆皮下注射 ◆湿布 ◆目薬 ◆飲むコラーゲン ◆健康食品 ◆ビタミン剤 ◆覚せい剤 ◆ プロテイン ◆胃薬
◆整腸剤 ◆便秘菜 ◆漢方藥 ◆処方薬全般 (甲状腺の薬 肝臓の薬・腎臓の薬 心臓の薬等)
◆美容食品 ◆にきびの治療薬 ◆アトピーの薬 ◆かゆみ止め ◆ステロイド剤 ◆塗り薬
◆ハンドクリーム ◆医薬品のシミ・美白クリーム ◆その他(健康、美容、治療を目的として意識的に摂取、塗布するもの)
