
適切なヘアケア

正しい洗髪(シャンプー)方法
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シャンプー剤を満遍なくゆきわたらせ、泡立ちをよくするために、まずは髪と頭皮を温水でしっかり濡らします。(しっかり濡れていないと髪への余計な摩擦がかかる上に洗浄が十分にできません。)
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シャンプー剤を適量手のひらに取り、もう一方の手指の腹で頭皮に塗りつけてください。シャンプーの基本は頭皮の洗浄なのでシャンプーを数か所に少しずつ塗るようにしてください。
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爪を立てないようにして両手指の腹でこすり洗いをしてください。特に耳の周りには育毛に関係の深い血管が通っているので、この血管壁の汚れを落とすつもりで、忘れずにこすり洗ってください。
※頭皮をくまなく洗うと、その泡で髪の毛はきれいになるので、意識的に髪を洗う必要はありません。逆に髪の毛だけをもみ洗いすると、髪の毛の表面を覆っている硬いキューティクルがぶつかり合って切れ毛や枝毛の原因になってしまいます。
頭皮をこすり洗いする強さについては、理容室や美容室で受ける際の洗髪を参考にしてください。この頭皮のこすり洗いは、毛細血管の健康保持にもつながります。
毎日のヘアケアフロー
毎日のヘアケアは、厳選したヘアケアアイテムを正しく使う事ではじめて効果が期待できます。当ラボでお勧めするシャンプーとコンディショナーは、その成分からボディソープやボディクリームにもなるような高機能なアイテムです。ローションやセラム・ブースターは朝晩2回の使用がお薦めです。毎日のヘアケアの簡単な手順は下記のとおりです。詳細につきましては当ラボに来訪時にご確認下さいませ。
01

シャンプー&コンディショナー
リアムールトータルクレンジングは、その成分からボディソープとして全身に使用できるものです。使い始めは泡立ちが少ないため2度洗いをお勧めします。
トータルコンディションはすすぎ不要、ボディクリームとしてもご利用可能となっています。
02

手早くドライヤー
シャンプー、コンディショナー後は、タオルドライし、ドライヤーで素早く乾かしてください。
※ヒト幹細胞培養液は、熱に弱いためできるだけ冷風でのドライヤーが好ましいです。
03

吸収率(角質層まで)を向上
リアムールのエキスパートローションを噴射し20秒ほど頭皮のマッサージを。10,000PPMの炭酸泡で美容成分を閉じ込めているため、頭皮の血行を促進し次のアイテムの吸収率も上がります。
04

バルジ領域へのアプローチ1
リアムールのエキスパートセラムの適量を頭皮へ噴射、30秒程頭皮のマッサージを行います。その後は軽くドライヤーをしてください。(ドライヤーは冷風が好ましいです)
05

バルジ領域へのアプローチ2
すぐにリアムールのエキスパートブースターの適量を頭皮に噴射、頭皮のマッサージを行います。その後も軽くドライヤーをしてください。(ドライヤーは冷風が好ましいです)
毛穴の中の皮脂は洗えない!

毛穴の中の皮脂を洗い落とすとよいと思い込んで、皮脂を徹底的に洗い落とす洗浄力の強いシャンプー剤や洗髪用ブラシを使用して長時間頭皮を洗う人が後を絶ちません。
この行為は残念ながら「薄毛まっしぐら街道を全力で走っているような行為」です。
分泌された直後の皮脂と分泌途中の皮脂が、ちょうど毛穴をふさいでいるように見えることからはじまった誤解から生まれてしまった間違った洗髪法なのです。
そもそも人体の仕組みと構造では毛穴の中の皮脂が洗えるはずがありません。人の髪の毛はおよそ10万本あると言われていますが、その髪の毛はもちろん毛穴から生え出ており、毛穴のひとつひとつに備わっている皮脂腺は、ちょうど洞穴の中の横穴のようになっています。
この皮脂腺は体内の皮下組織の一部であって頭皮表面に存在するものではありません。
その中にある分泌される前の皮脂は、例えて言うならば「分泌される前の唾液のようなもの」でこれを洗い落とす事は不可能です。
毛穴の中の皮脂を洗い落とそうという行為は、尾籠なたとえで恐縮ですが、排泄される前の便を洗い落そうとして、肛門を洗浄力の強い石鹸などで長時間洗うようなもので、便が洗い落とせないばかりか肛門が荒れてしまう結果になるのは明白となります。
近年の薄毛の大きな要因が、この皮脂を徹底的に洗い落とそうとする強いシャンプー剤を使用しての間違ったシャンプー法であるという事をしっかりと認識して頂きたいです。
スキッとする育毛剤やトニックは危険

スキッとする爽快感は、頭皮の熱が瞬時に奪われるために起こる感覚で、多くの方がこの感覚を、育毛効果のように錯覚するようです。
現実に多くのメーカーが、この温度差が血流を促進させると謳っているが、血管に損傷があったりすればこの刺激方法は無効であるばかりか、かえって脱毛症を促進させる結果を招きます。
また、血管に問題がなくても、頭皮の温度が急激に低くなると、この温度差が脳に伝わらないように皮下組織はフル稼働します。
つまり、毛母細胞を含む皮下組織に多大な負担がかかるためこれを使い続けると、頭皮がだんだん厚くなるという現象をもたらします。
スキッとする製品を使い続けても育毛効果が期待できないばかりか髪が細くなる確率が高くなるので、使わないほうがよいと考えます。